DTMに必須!モニタースピーカーの選び方

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モニタースピーカーはなぜ必要なのか!?

音楽制作する時、自分が編集している音や、エフェクトのかかり具合なんかをスピーカーで確認しながら作っていきますが、スピーカーならなんでも良いというわけではありません。音楽制作やレコーディングで使われる「モニタースピーカー」が必要になります。では「モニタースピーカー」と、コンポなどの「リスニング用スピーカー」は何が違うのか、それぞれの特徴を比べてみましょう。

  • リスニング用スピーカー

コンポやホームオーディオなどで使われている「リスニング用スピーカー」は、より迫力あるサウンドや心地良い音を楽しめるように、低域を強調したり中音域が前に出るようにしていたり、メーカー独自の味付けがされているものが多い。小さな音量でも迫力が出るように工夫されている。

  • モニタースピーカー

原音に忠実で、フラットな特性。ちゃんと性能を発揮するのにある程度の音量が必要なので、スタジオの広さに合わせてサイズを選ぶ。


以上のような違いがあるのですが、例えば、低域が強調されている「リスニング用スピーカー」で作曲した場合、制作時はしっかり低音が聞えていたのに、他のスピーカーで再生するとスカスカの音になってしまったりするので、音楽制作にはフラットな特性の「モニタースピーカー」が必要になります。

 

モニタースピーカーの選び方

  • パワードとパッシブの違い

モニタースピーカーには、電源ケーブルを差し込むだけで音が出る「パワード(アクティブスピーカー)」と、別途アンプが必要な「パッシブスピーカー」があります。アンプとスピーカーの相性で音質が大きく変わってしまうので、ビギナーの方にはアンプが内臓されているパワードスピーカーがオススメです。

  • フルレンジと2ウェイ、3ウェイの違い

低音から高音用まで一種類のユニットで再生するスピーカーのことを「フルレンジ・スピーカー」と呼びます。音質の劣化は少ないけど、低音と高音の再生能力に物足りなさがあります。「2ウェイスピーカー」は、音域を2分割して、2種のスピーカーユニットで再生します。主に「ウーファー&トゥイーター」で構成されます。「3ウェイスピーカー」は、3種のスピーカーユニット(主に「ウーファー、スコーカー&トゥイーター」)で再生するスピーカー。ホームスタジオでは主に「2ウェイスピーカー」が使われています。

  • スピーカーのサイズ

スピーカーのサイズは、大きいほど大音量で低音域の再生がしやすく、小さいスピーカーは小音量で高音域の再生に向いていると言われています。サイズが大きくなれば音質が良くなるというわけではありませんので、ホームスタジオの広さ、出せる音量などを考えてちょうど良いサイズのものを選びます。

  • 複数のスピーカーで確認

ひとつのモニタースピーカーで良い感じにミックスダウンできても、他のスピーカーで聴くと違って聞えることがあります。複数のモニタースピーカーで確認するのがベストですが、一種類しかない場合は、モニターヘッドフォン、イアホンなどでバランスが同じ感じに聴こえるようにミックスダウンします。

  • 再生周波数帯域で選ぶ

これは、ダンスミュージックを制作する為の「モニタースピーカー」選びでとても重要です。ダンスミュージックにとって低音域(キックドラムのリリース部分やサブベース等)は、命ともいえる大切な音域ですが、その音域(20Hz~60Hz辺り)が再生出来ないモニタースピーカーもたくさんあります。特にスピーカーのサイズが小さかったり、価格の安いものは低音域の再生が苦手なものが多いですが、サブウーハーと組み合わせて低音域をカバーする方法もあります。繰り返して言いますが、この音域はダンスミュージックでとても大切な部分ですので、この音域を聴くことが出来ないスピーカーで楽曲制作しても、クラブなど大音量で再生した時に全く違った音が聴こえるでしょう。

 

人気のあるモニタースピーカー

海外のサイトで評判が良い、またはトップアーティスト達が使っている、パワードスピーカーをご紹介します。

 

KRK Rokit 5 G3
・周波数特性: 45Hz~35kHz -10dB
・サイズ: 188mm(W) x246mm(D) x 284mm(H)
・重量: 5.9kg
KRK RP-5 G3【ペア】

黄色いコーンが目立つ、Skrillex, Steve Aokiといった世界のトップDJも愛用する定番モニタースピーカー。クリーンでクリアなバランスの良いサウンドを響かせてくれます。

 

 

 

Genelec 8020CPM
・周波数特性: 66Hz~20kHz(±2.5dB)
・サイズ: 151mm(W) x142mm(D) x 226mm(H)
・重量: 3.7kg
GENELEC 8020CPM【ペア】

GENELEC8000シリーズの中では最小のモデル。小型ながら抜群の音質を誇り、プロのスタジオやミュージシャンから絶大な信頼を得ているモニタースピーカー。

 

 

 

 

Yamaha HS8
・周波数特性: 38Hz-30kHz
・サイズ: 250mm(W) x334mm(D) x 390mm(H)
・重量: 10.2kg
YAMAHA HS8(ペア)

 

原音に忠実で細かい定位や音色を再現。38Hz~30kHzというワイドレンジも魅力。

 

 

 

Mackie HR824 mkII
・周波数特性: 37Hz〜20kHz
・サイズ: 273mm(W) x351mm(D) x 425mm(H)
・重量: 15.7kg
MACKIE HR824mk2(2台一組)

バランスが良く、豊かな低域と立体感で人気のスピーカー。

 

 

 

 

Dynaudio Professional BM Compact mkIII
・周波数特性: 49 Hz〜24 kHz
・サイズ: 170mm(W) x211mm(D) x 260mm(H)
・重量: 5.4 kg
Dynaudio Professional BM Compact mkIII (ペア)

プロスタジオや放送局にも広く導入されているDynaudio PRO。シリーズ内でもコンパクトなこのモデルは、小さいながらも抜群のパフォーマンスを発揮してくれる。

 

 

 


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モニターヘッドフォンとの使い分け

モニタースピーカーと同様に、ヘッドフォンにもモニター用のものがあります。スピーカーとヘッドフォンにはそれぞれ特徴があるので、「モニターヘッドフォン」で音楽制作して、ミックスダウンは「モニタースピーカー」でする、などうまく使い分けましょう。プロデューサーによって両方を使い分ける人もいれば、どちらかしか使わない人もいます。スピーカー(ヘッドフォン)の音の出方に慣れることも大事ですので、自分が一番使いやすいものを選んで長く使うことをオススメします。

 

モニタースピーカーとモニターヘッドフォンの特徴

  • モニタースピーカー

低音から高音までしっかりと聴き取ることができ、位相や曲全体のバランスを捉えやすい。

  • モニターヘッドフォン

それぞれのトラックの音や、エフェクトのかかり具合などを聴き取りやすい。ヘッドフォンには「クローズ型」「オープンエア型」があり、クローズ型は周りの音が聞こえにくく音漏れもしにくい。オープンエア型は音がこもらず鮮明に聴こえますが、音漏れするといった特徴があります。お店で聴き比べて購入しましょう。

 

人気のあるモニターヘッドフォン

 

 

Sennheiser HD280 Pro
・周波数特性: 8~25,000Hz
・型式: ダイナミック・密閉型
Sennheiser HD280PRO

<メーカーサイトの解説> HD 280 Pro は、真のプロのための密閉型のモニタリング用ヘッドホンです。 周囲騒音を絶縁するレベルが非常に高いので、DJや騒音の大きい野外での使用に理想的です。

 

 

 

 

Sony MDR-7506
・周波数特性: 10~20.000Hz
・型式: 密閉ダイナミック型
MDR-7506

<メーカーサイトの解説> プロフェッショナルの使用に応える高音質・高耐入力の折りたたみ式業務用ヘッドホン。

 

 

 

 

AKG K712 PRO
・周波数特性: 10Hz~39.8kHz
・型式: オープンエアー型
AKG Reference Studio Headphones K712PRO

<メーカーサイトの解説> 極めて正確で緻密な描写力を備えた高品位オープンエアー型ヘッドホン。

 

 

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